統計学といくつかのよしなしごと

つれづれなるままに、日くらし統計学にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

統計学

時系列分析の理論と実装を概観する①ARIMA過程まで

1.時系列分析における個人的諸混乱 実務ではしょっちゅう時系列データに出くわすが、これを使って動向の予測やメカニズムの解釈をしたいと思ったときのデータの扱いが難しくて混乱しがちだ。ただ正しく使えば実務上大いに役に立つし、改めて回帰の枠組みを見…

ガンマ分布のはなし

いまいちイメージがつかみにくい*1 「ガンマ分布!」と言われてもイマイチなんのこっちゃわかりにくい気がする。二項分布やポアソン分布のように直感的なイメージを持ちにくく、教科書でも「ガンマ分布は指数分布の一般化です」などとどことなく味気ないから…

多重共線性の仕組みとシミュレーション

重回帰分析において重要な問題となる多重共線性について、仕組みとシミュレーションで解説します。

中心極限定理に頼ってイノベーター理論をそれっぽく使う

イノベーター理論はなぜ正規分布なのか? マーケターなら誰でも知っているだろう古典的な理論に、イノベーター理論がある。セグメントの設定とその切り方(分布)について実務的、概念的にはわかりやすく納得感があるのでよく出てくる考え方だが、統計をかじ…